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19歳、はじめてのおつかい。

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調理中、塩を切らしてることに気がついた。

「たろー、コンビニに塩買ってきて〜」

最近、ひとりで外出できるようになった事を良いことに、調子に乗って無茶振りをする母。

たろはお金を払うのが苦手なのと、コンビニの店員さんから、

「袋いりますか?」

と聞かれて、いるか要らないかの返事をしないといけないあの状況は、たろにとってはとてつもない高いハードルで、そもそも中学を卒業後、ある出来事をきっかけに、外出への精神的苦痛がひどく加速してしまったので、その時期の数年間は本格的な引きこもり状態だった。

でも、ここ最近のたろはちょっと違う。

心理学を学んでから外に出る事への苦しさを感じなく(消せるように)なり、少しづつ、少しづつだけど、今の自分から変化をつけようとするフェーズに入った。

「塩なんかコンビニで売ってんの?」

そう言いながら、突如母から頼まれたおつかいに、行く準備をし始めたたろ。

「袋いるか聞かれてもコミュ障でどもって返事できひんから、練習してから行こ」

そう言って、

「(袋は)大丈夫です!大丈夫です!!大丈夫です!!!」

と滑舌をはっきり効かせて、大丈夫ですのセリフを大声で練習し始めた。

「よし!じゃ、行ってくるからな!」

気合いを入れて家を出るたろ。

で、買ってきたのがこちら↓

何これ?

アジシオ?

なんでこれ買ってきたんよ~

私、アジシオなんて買った事もなければ使った事もないし、

そもそもアジシオの存在を今知ったし、アジシオで料理に味付けできんの?

って一瞬クレームつけたかったけど、

「買ってこれたぜ!」

と左手に握りしめたアジシオを、達成感でいっぱいの晴れ晴れした表情で母に差し出さすたろの顔を見ていたら、

何だか可愛くて、嬉しくなって、

「ありがとう」

の言葉しか出てこなかった。

はじめてのおつかいを経験した、たろ、19歳の夏だった。

【追記】

アジシオの旨みを知ったたろ。

小腹が空いたらアジシオを手のひらにパラパラしてペロペロしている。

(塩分摂りすぎ!💢)

メッセージがあればぜひ♪

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