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ある意味で夢叶う(童話作家)

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私が中学生の時の夢。

それは童話作家になること。

幼稚園の頃、バスみたいな大きな車の中に沢山の本を乗せた『おきがる号』という名前の移動図書館が家の近くにやって来る日があった。

そのおきがる号がやって来ると、家から大きな紙袋を持って行き、おきがる号に並んである気に入った絵本を紙袋に沢山詰めて家に持って帰り、絵本を楽しんでいた。

小学校中学年の頃は『こまったさん』『はれときどきぶた』『かぎばあさん』『それいけズッコケ三人組』のシリーズたちが大好きで、学校の図書室でよく借りて読んでいた。

高学年の頃には小説を読むようになり、中でも『オズの魔法使い』の物語が本当に大好きだった。

そして中学生になると『アンデルセン童話』『グリム童話』など人間の心を描いた深いテーマの物語をよく読むようになった。

中学3年の時、たまたま新聞で『仏教童話大賞』というコンテストへの応募を募集している記事を見た。

なぜか書いてみたいという気持ちになり、お寺に住む2人の子どもの和尚さんの物語を描いて応募した。

結果、賞は取れなかったけど、物語を描き終わった後に初めて感じた満たされる感覚がとても幸せで、私は童話作家になりたいと思うようになった。

それから大人なって結婚して、母親になった。

童話作家にはなれなかったけど、生まれた娘や息子たちとの生活は、毎日がドタバタで忙しかったけど幸せだった。

そして子どもたち3人が不登校、引きこもりになった。

外の世界に適応していけなくなったその日から、心の世界を向いて生きていく家族の物語が始まった。

数年後、通っている精神科クリニックで開催している家族会に参加する中で、ふと、私たち家族のことを描いてみたくなった。

でも私、絵が描けない...

そのことを精神保健福祉士さんに話してみると、

「絵が描ける患者さん知ってるよ〜聞いてみようか?」

と言ってくれたけど、何となく描きたい絵のイメージは自分の中にあった。

ちょっと絵を練習してみるかな...

早速100均へ行き、漫画とノートを購入。

漫画を真似して書いたり、顔や胴体をなぞって書いたりの練習をしてみた。

だが、うーむ。。。

もう練習に時間を使わず描いちゃえ!!

ということで、私の中にあるものを、文章と絵で描き出していくことにした。

カキカキ、カキカキ。

子どもが寝静まった夜中は、玄関に机を持って行き、玄関の明かりでカキカキ。

インフルエンザで熱がある時もカキカキ。

子育てと家事の隙間時間があればひたすらカキカキ。

仕事中も表現したい絵や文章がひらめいたら、ポケットにしのばせてるメモ用紙とボールペンを取り出してひっそりカキカキ。

なにかに取り憑かれたかのように描き続けた。

そして、私たち親子の物語が完成した。

出来上がったものをファイルに入れて家族会に持って行くと、上映会を開催することになった。

そしてこの上映会から6年後の2023年、お世話になっていた教育相談の宮本郷子先生が出版社へ掛け合って下さり、書籍にしていただいた。

私は思った。

童話作家だ。

夢が叶ったと気付いた瞬間だった。

メッセージがあればぜひ♪

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